「月刊ととろ」第151号 web版

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 最近、摂食・嚥下障害の原因として筋肉量の低下やその機能低下が原因として考えられるようになって来ており、そのような状態を” サルコペニア(筋減弱症)” と呼ぶようになってきています。

 そこで、数々の著書を著し最前線でご活躍中の若林先生においで頂き、「サルコペニアその原因は何か? 診断・対策リハビリテーションあるいは栄養をいかに摂るか」などご講演を頂くことになりました。

ttr151p1aaa きっと皆さんの疑問に答えて頂けることでしょう。この機会を逃すことなく、是非ご来場下さいますようお待ちしております。

 若林先生のご講演を機会に、皆さんとご一緒に考えてみましょう!

地域医療連携委員会

 

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皆さん、夏バテしていませんか?
まだまだ暑い日が続きます。選ぶ料理一つで、カラダが少し楽になるかもしれません。
下の項目をチェックして、あなたに合った料理を選びましょう!

・ 暑い日は麺類をよく食べる
 めん類はご飯と同じ仲間。めんだけでは、エネルギーはうまく回りません。そこで+1品は、豚肉、いわし、さばなど、 疲労回復を助けてくれるビタミンB群を多く含む食材を一緒に食べてみましょう。
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・ 冷たいジュースやアイスをよく食べる
 冷たい物を飲むとさっぱりしますよね?でも、胃の気持ちになって考えてみましょう。胃は常に冷たい状態では本来の力を発揮できません。 いつも冷たい物ではなく、 温かい料理や常温の飲み物を間に摂って、胃をいたわってあげましょう。また、オクラ・長芋・もずくなどのネバネバは、胃の消化を助けてくれます。

・ 食欲がない
 それは大変です!まずは、 消化の良く食べやすい、 サンドイッチや果物、 トマトなどから食べてみましょう。 慣れてきたら、 生姜炒めや、 カレーの風味が効いた料理、 レモンや酢の物などがおすすめです。
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管理栄養士 : 仁和 愛里

 

新任者自己紹介

 今年度6月から外来看護師として勤務する事になりました。私は、患者さんとお話をする事が大好きです。外来はたくさんの患者さんと接する機会がある職場であると感じていますので、私も積極的に話しかけていこうと思っています。これから、患者さんに顔を覚えていただけるよう頑張ります。
 よろしくお願いします。

外来 看護師 吉田 明子

 

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ttr151p2p3_08 「おまえじゃダメだ!」ALSの男性の患者さん。
 新人だった頃の私、初めて患者さんに拒否されました。
 ナースコールが鳴って訪室すると、人工呼吸器のアラームが鳴り、痰を吸引してほしいという訴えでした。吸引をしようとすると、険しい表情で「おまえじゃダメだ!」と口の動きでわかりました。その時、先輩看護師は休憩時間でいないし、私しかいない。痰が溜まって苦しそうだし、今やるしかない。そう思い患者さんを説得し、しぶしぶ
了解を得て吸引をしました。その出来事があってから、また拒否されたらどうしよう…、患者さんにも先輩にも迷惑かけてしまうと思い、少し苦手な患者さんになりました。しかし、ここで患者さんと向き合わなければずっとこのまま、何も変わらないと思い、意識して出来るだけ患者さんの所へ行きました。自分が勤務の日の挨拶、ナースコールや人工呼吸器のアラームが鳴った時、ケアをする時、廊下を通った時…。そうするうちに日に日に表情の変化が見られました。険しい表情が徐々に和らぎ、何気ない会話をしてくれるようになりました。「時間になったら来て」と訴えてくれるようにもなりました。
 年月が経ち、後輩が入ってきた時には私は慣れた人になっていました。病気が進行し意思疎通が困難になりましたが、いつもあの時の出来事を思い出し介助していました。この患者さんに限らず他の患者さんも、自分の身体を他者に委ねるわけですから新人に不安を感じることは当然です。
 ALSの方は自分では身体を動かす事が出来なくなります。そのため、色々な欲求を自分では満たす事が出来ないため、他者が様々な介助をしなくてはなりません。それは容易ではありません。意思疎通困難な患者さんもたくさんいます。だからこそ患者さんのわずかな変化に気づき、その気づきと配慮を持って看護に活かしていく事が大切だと考えます。
 私は今、重症心身障がい児病棟にいます。当病棟にもコミュニケーションがとれない患者さんがいます。しかし、関わりの中でコミュニケーション手段を考えながら関わっていくとちょっとしたサインが出てきます。上記の患者さんと同様、継続した関わりとちょっとのサインに気づく事、今まで神経難病の患者さんから学んだ経験を現在の病棟でも活かしていきたいです。

はまぎく病棟 看護師 : 大和田 千晴

 
 
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 第9回いわき病院【秋まつり】を10月1日(土曜日)に開催することが決定いたしました。詳細につきましては、後日ホームページ等でお知らせしますので楽しみにしていて下さいね。
 参加者全員が楽しんでいただける秋まつりを計画しています。今年もたくさんのご参加をお待ちしています!!!

秋まつり実行委員会

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いわき病院の移転計画について

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 パーキンソン病は従来から難病(特定疾患)の一つに指定されており、日常生活に介助を要するような方では、手続きを取れば医療費の自己負担分が軽減されます。また平成27年からは新しい法律の施行(難病の患者に対する医療等に関する法律、いわゆる難病法)に伴い、「特定疾患」は「指定難病」と呼ばれるようになりました。難病法施行前の平成26年度には、全国でのパーキンソン病関連疾患患者数(受給者証交付者)は136,559名であり、福島県では1,903名でした。これは特定疾患の中でも潰瘍性大腸炎に次いで多い数ですし、特定疾患に認定されないような軽症の患者さんを含めると総数はさらに多くなるはずです。パーキンソン病は高齢者に多い疾患ですので、人口の高齢化が急速に進行している日本においては今後患者数が右肩上がりで増加することが予想されます。
ttr151p1p4_07 なお、特定疾患や指定難病での分類は「パーキンソン病関連疾患」となっていることにも注意して下さい。これにはパーキンソン病のほか、進行性核上性麻痺と大脳皮質基底核変性症という二つの疾患も含まれています。後二者はパーキンソン病とよく似た症状を呈しますが、進行がより速く、またレボドパなどの薬剤の効きが悪いため、治療においては注意が必要です。当院ではこれらの疾患の鑑別のため、MIBG心筋シンチグラフィーなどの画像診断の実施をお勧めしています。

 

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