「月刊ととろ」第148号 web版

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ttr148_1_09 病院食と言われて  イメージすることはなんですか?「まずい」「うすい」「飽きる」・・・きっとそんなイメージを持っている方も多いと思います。
 患者さまに少しでも楽しくおいしく食べてもらいたい・・・!!!患者さまには喜んでいただくにはどうしたらいいか・・・調理師とともに、味はもちろん、彩りや盛り付けなどにもこだわっています。そんな信念のもと、私たちは様々なイベントを企画しています。

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 また、入院中や外来通院されている患者さまを対象に、高血圧・脂質異常症・糖尿病など一人一人の疾患に合わせた栄養指導を行っています。“高血圧だと言われたけど、なにに気をつければ良いか分からない”“最近、おなかまわりが気になってきた”“間食がやめられない”など、普段の食事について悩んでいる事・疑問に思うことがありましたら、主治医に相談しましょう!私たち栄養士が全力でサポートします!
 食事には興味がないと思っているそこのあなた!この記事をきっかけに見つめ直してみませんか?
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栄養管理室 主任栄養士: 仁和 愛里

 

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 みなさんはワーキングメモリという用語を聞いたことがありますか。高次能機能障害の一つですが、あまり聞きなれない言葉だと思います。今回はこれについて述べていきます。
 記憶には、短い時間の記憶である短期記憶と、昔のことを覚えている長期記憶がありますが、ワーキングメモリはどちらにも当てはまりません。ワーキングメモリは未来を志向した記憶であるとされています。具体的に言えば、短い時間に頭の中で情報を保持し,同時に処理していく能力のことを指します。読解力や理解力、創造的な思考力に深く関わってきます。
 ワーキングメモリが必要とされる場面は、日常生活のどこでも見られます。具体的な例を挙げてみると、会話や暗算が挙げられます。これらに共通しているのは、情報の一時的な保持と並行的な処理です。会話の場合は相手の発言した内容をしばらく保持し、そこに含まれる情報を理解する認知処理を行う必要があります。暗算の場合は桁に繰り上がりがあれば、その情報を一時的に保持しながら並行して計算を行う必要があります。このような働きから、「脳のメモ帳」と呼ばれる時もあります。他にも様々な日常場面で使われます。

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 ワーキングメモリが低下してしまうと、「脳のメモ帳」の容量を超えてしまい、「物忘れ」や「行為のし忘れ」等のミスにつながってしまいます。
 ワーキングメモリは現代の情報化社会にとってますます重要性が増してきています。アイフォンやアイパッドなどの情報端末を使いこなすには、ワーキングメモリは必須となってきます。また、仕事の段取りなどの効率性にも影響してきます。自分たちが毎日の生活を滑らかに営むことができるのは、生活場面におけるワーキングメモリの働きが非常に大きいとされています。

リハビリテーション科 言語聴覚士: 渡邉 大介

 

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新任者自己紹介

看護部長室 副看護部長 澤田 真樹
 4月1日より副看護部長として仙台医療センターより赴任してまいりました、澤田真樹と申します。
 実は、初めての転勤で不安と緊張MAXで「いわき」にまいりましたが、職員みなさんの明るさと温かさに緊張が少しずつ和らいでいます。「楽しく仕事をする」がモットーなので、1日でも早くみなさんの顔と名前を覚えて楽しく仕事ができるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

診療放射線技師長 齋藤 雅伸
 皆様お疲れ様です。仙台医療センターから赴任した齋藤です。須賀川に自宅があり単身赴任11年目です。秋田で奥羽山脈を見て育ったので海にあこがれがあり、ここの環境にひたっています。新病院が少し内陸なのでちょっとがっかり。
 犬派ですが自宅には猫。トロンボーンも吹けますが今のマイブームは自転車です。仙台で電カル、郡山で統合、宮城ではPACS化を経験しました。新病院へ経験が生かせればと思います。よろしくお願いいたします。

理学療法士長 阿部 透
 4月1日付けで米沢病院より参りました理学療法士長の阿部と申します。雪深い米沢からいわきに着任し過ごしやすさに感動しております。
 趣味は身体を動かすことと美味しいものを食べることです。何かおいしい情報があれば、是非教えて頂ければと思います。
 リハビリスタッフに支えて頂きながら、早くいわき病院のお役に立てるよう努力して参りたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

主任栄養士 仁和 愛里
 さくら・ねぷた・雪でご存じの弘前病院より参りました。
 趣味は海沿いや山の景色を楽しみながらドライブして、その土地の食材や料理を食べることです。いわきは来るのも住むのも初めてなので、いろんな場所に行ってみたいと思っています。このささやかな趣味を活用して、患者さんがわくわくするようなメニューを考えていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

外来 看護師長 髙橋 恵子
 福島病院から地元のいわきに戻ってきました。
 現在の趣味はおいしいランチを食べられるところを探すことです。いわき病院の周囲の環境変化に驚きましたが、新病院の移転を楽しみにしていま~す。!(^^)!

第3病棟 看護師長 佐藤 美恵子
 今回、宮城病院より新任看護師長として転勤してきました。スタッフの優しさに支えられながら日々頑張っています。毎朝の通勤時に見る海のキラキラ感が、気持ちをリフレッシュさせてくれています。趣味は観劇でミュージカルや演劇・クラッシック演奏会なども鑑賞します。
 いわき病院は、明るい挨拶がたえず居心地の良さを感じさせてくれます。私もその一員となり、いつも明るく楽しい職場風土・環境作りに励んでいきたいと思います。

療育指導室 主任保育士 小野寺 陽子
 4月宮城病院より転勤してきました小野寺です。担当病棟は、はまぎく病棟です。
 初めての単身赴任と昇任とで不安もありますが、少しづつ“いわき病院といわき市”を楽しんでいきたいと思います。療育指導室では、楽しい行事や季節に合わせた装飾に力を入れていますので、是非一緒に楽しんで頂けたらと思います。宜しくお願いします。

契約係長 磯部 亮
 仙台医療から来ました磯部亮と申します。今回初めての転勤かつ役職者ということで不安な気持ちでいっぱいではありますが、与えられた業務を責任を持ってとりかかりたいと考えています。プライベートでは5月5日に子どもが生まれました。ミルクをあげたり、オムツを交換したり、抱っこをするのが新鮮でとても楽しいです。今流行りのイクメンになれるようこれから妻と共に子育てを頑張っていきたいと考えています。

 

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ttr148_1_04 さて、前回はパーキンソン病が全身疾患であることをお話ししましたが、やはり中核をなすのは運動症状です。その原因と考えられているのは中脳(脳幹の最上部)に存在する黒質(メラニン色素を含み、肉眼的に黒っぽく見えます)の障害です。ここの神経細胞内にレビー小体と呼ばれる固まりが出現し、次第に細胞の機能が障害されていくのです。それではレビー小体は中脳黒質が初発部位なのでしょうか。実はそうでもないらしいのです。
 2003年にドイツの病理学者であるBraakは、レビー小体の主成分であるαシヌクレインという物質の分布形態を詳細に検討した結果に基づき、斬新な仮説を提唱しました。それによれば、異常な凝集体を形成したαシヌクレインは嗅球(嗅覚を脳に伝える経路の一部)や延髄(脳幹の最下部)にまず出現し、これが次第に中脳へと進展するというのです。この仮説は大きな反響を巻き起こしました。また動物モデルでは、凝集したα-シヌクレインが神経細胞の突起から細胞内部に入り込んでいく様子も観察されており、パーキンソン病の病因が外部からの侵入物質による可能性もあります。とすれば、病原物質の侵入を阻止することによりパーキンソン病の発症を予防できるのではないかという発想も生まれてきます。この点についての研究はまだまだ発展途中ではありますが、もしかするとそう遠くない将来に、パーキンソン病の予防が可能となる日が来るかも知れません。

 

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