「月刊ととろ」第133号 web版

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 133ttr14_11133ttr14_21一昨年の平成25年8月から昨年12月まで約1年5ヶ月間、災害安全対策整備工事を行いました。この工事は第1期と第2期に分けて、第1期は主に外回り、第2期は建物内の安全対策工事を行いました。第1期工事については、ととろ昨年2月号(第121号)でお知らせしましたので、今回は第2期を中心に報告します。

 工事は避難対策整備として、東日本大震災時に津波浸水があった1階の第3病棟を、休棟していた真上の2階に移動するための病棟改修工事をメインに行いました。階下に患者さんがおられる中での工事でしたので、騒音・ほこりなどなるべく出ないように努めましたが、押さえきれないことも多々ありました。大変心苦しい思いでしたが、辛抱していただいたことに改めて感謝申し上げます。病室は、かつて50床であった病棟を35床に押さえたため、ゆったりと療養していただけるようになりました。10月29日に移動しましたが、2階に移ったということで「明るくなり開放的になった」と、患者さん・ご家族の方から好評をいただき、大変ありがたく思っています。

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 この外の整備としては被災時の教訓から、浸水被害があったところのコンセント・エアコン室外機を高い位置に移し替えました。また、第1病棟の患者さんの一時避難先として、浸水が無かった至近の重心廊下が考えられることから、ここにエアコンを設置しました。

 ライフラインに関しては、受水槽・ボイラーの更新、空調発電機の回路化等病院機能が維持されるよう必要な整備を行いました。

 病院の移転計画は順次進んでおり、移転までの安全対策はこれで一段落しました。病院前の海辺にも復興計画の大きな堤防が設置され、安全面は更に向上しました。また、殺風景だった擁壁にも大きな壁画が飾られて、今では立派なギャラリーで、病院の雰囲気が一変しました。病院においでの際は、壁画前での記念写真はいかがでしょうか。

企画班長 野地 竹夫

 

 

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平成26年度「功労者表彰」

 平成26年12月22日に職員の部、平成27年1月28日に職員以外の部の平成26年度功労者表彰の表彰式が行われました。 功労者表彰は、いわき病院に多大な貢献をした個人、団体(職員以外の方も含む)を表彰するもので、審査委員会において決定し本年度は下記の方々が受賞されました。多大な貢献に心より感謝申し上げます。

庶務班長 本村 拓哉

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133ttr23_03b いわき病院前総看護師長 長谷宏子さんが 平成26年秋、瑞宝双光章を受章されました。
 瑞宝章は長年公共的な職務に力を尽くし功績のあった方に授与されるもので、長年の国立病院機構における看護業務功労が認められたものです。いわき病院には震災直後の平成22年4月に赴任し、大変な時期の看護管理にあたられました。平成25年3月退職。退職後は宮城県岩沼市に住んでおられますが、叙勲の報告に来院してくれました。「赴任した時、患者さんは他の病院に職員と共に避難していました。その患者さんが戻って来た時の喜びは忘れられません。今回の叙勲は皆さまに支えていただいたおかげです 。 」 と思い出と感謝の言葉を述べていました。瑞宝双光章は赤い輝きを放つ重厚な勲章でした。長谷前総看護師長さん、おめでとうございます!!

総看護師長 佐藤 千鶴子

 

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 2月に入り、いわき市内でもインフルエンザが流行するなど、いつも以上に日々の体調管理が大切な時期です。インフルエンザの予防のためには『抵抗力をつけること』も必要です。この抵抗力をつける方法として、『栄養バランスのとれた食事を3食摂取すること』も大切です。 インフルエンザが流行しているこの時期に、『自分たちの食べている食事に興味をもって見ませんか?』と言うことで、当院栄養管理室では『栄養一口メモ』を定期的に発行しております。内容は、栄養素や疾患についてなど、栄養に関することや、当院で提供している 、病院食のメニューなど盛りだくさんの内容となっております。 掲示場所は、外来やリハビリ室前の廊下や各病棟の掲示板、また配布用として外来側の自動販売機付近のラックにおいてありますので、ご自由にお持ち下さい。 栄養一口メモの内容が、少しでも皆さんの食生活のアドバイスになるよう今後とも、励んでいきたいと思います。

栄養管理室 主任栄養士 西舘 真理
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平成26年度 秋の防災訓練

133ttr23_06  平成26年12月17日、冷たい雨の降る中、秋の防災訓練が当病棟で行われました。勤務者2名の夜間帯に火災が発生し、初期消火が不能で患者さんを避難誘導しなければならないという設定でした。
 当病棟は10月29日に1階から2階の病棟に移転したばかりでしたので、2階からの避難誘導をイメージして計画をしました。神経難病で人工呼吸器を装着している患者さん、脳疾患による後遺症で身体機能障害のある患者さん、遷延性意識障害の患者さんをどのようにしたら安全で効率よく迅速に1階まで搬送できるか色々と検討しました。当病棟は独歩の患者さんはほとんどいません。夜間帯なので他病棟からの応援を含めても5名程度の介助者で35床すべての患者さんをほぼ全面介助で搬送しなければなりません。
 今回は、短時間で少しでも軽い労力で搬送する方法として「毛布搬送」を計画してみました。まず2名の介助者が模擬患者を毛布で包み床に下し、床を滑らせるように防火扉より外側の階段まで搬送しました。階段を下りる時は4名の介助者で毛布の四隅を掴み毛布担架とし搬送しました。ナイロン製の毛布は滑りやすく、厚みがあるので搬送時の患者さんの皮膚損傷が防げると考え使用してみましたが、予想以に摩擦抵抗があり滑りにくく、介助者はかなりの力が必要で体力の消耗が明らかでした。毛布はそれほど大きくないので、包み込んだつもりでも移動中模擬患者の足がはみ出てしまいそうになり危険でした。その反省を踏まえて翌日に、タオルケットを背面に敷き、敷シーツごとベッドから下し、そのまま床を滑らせる搬送を試してみました。模擬患者の頭部や手足は完全に包み込まれ、毛布より断然滑りがよく比較的楽に短時間で搬送することができました。

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 今回の訓練を機会に、介助者・模擬患者の体感として得た反省からスタッフ全員で搬送方法について真剣に考え、再度実技検証し、現在できる範囲での最適な方法を導き出すことができました。とても有意義な防災訓練となりました。
 最後に、当病棟では軽量でコンパクトな「エアーストレッチャー」という空気の入る医療用搬送具も設置しています。階段でも凹凸のある床でも衝撃がなく軽い力で滑らせることができました。しかし、この搬送具を使用することのないように常日頃から防災への意識を高め、細心の注意を心がけていきたいと思います。

第3病棟 山田 則子

 

フォトコンテスト表彰式

 平成27年1月28日にフォトコンテスト職員以外の部で入選された方の表彰式が行われました。多数応募された作品の中でとてもすばらしい作品でした受賞おめでとうございます。133ttr23_22

 

新任者紹介

 一月より外来看護師として働くことになりました久保木です。外来看護師には幅広い知識と技術 、 コミュニケーション能力が必要とされますが、日々先輩方に指導を受けながら患者さんと向き合っています。また外来は患者さんが最初に訪れる場所であることを自覚し、1日でも早く、患者さんに信頼され安全、安楽な看護の提供ができるような看護師になれるよう努力したいと思います。

外来 看護師 久保木 岳史

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133ttr14_03 1.ヒトは直立二足歩行する事によって進化が始まった。

2.二足歩行の獲得は今から700万年〜500万年前に遡ると考えられているが、これは更に古い類人猿化石 の発見或いは新たな測定方法の開発により、将来的には書き直される可能性は十分にある。

3.他の動物で日常的に二本足で歩いている動物は存在せず、生体力学および生体統御機構からは直立二足 歩行は極めて困難で無理のある特異な行動様式と考えられる。

4. 直立二足歩行を可能とするためには類人猿として有していた筋・骨格系構造の根本的改変が本質的に重要であった。

5. 本来動物としては無理の多い直立二足歩行を獲得するため身体の筋・骨格系を協調的に精密にコントロールするために小脳と大脳が異常に発達した。

6. 直立二足歩行が何とか可能となったので自由となった前肢(手)で道具(石器、土器、武器など)を製作、使用し大脳発達がますます促された。

7. 本来四足動物である人類が、重力に抗し、直立二足歩行を行い、前肢を手として使うのは、動物学的、筋骨格系、更には内臓系にとっても無理を強いることになる。従って筋骨格系及びそれを動かす神経系障害で歩行障害、手の使用困難が来るのは当然だが、それらとは直接的関係の無い心臓、呼吸器、消化器などの内臓疾患、認知症でも最後は寝たきりになるのは、動物としては異常に進化した人類の宿命なのかもしれない。

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