「月刊ととろ」第128号 web版

ttr1409_1 いわき市の夏の一大イベント「いわきおどり」が今年も8月8日に盛大に開催され、当院からも院長をはじめ職員・家族総勢約50名が参加し、大いに盛り上がりました。
 「いわきおどり」は、市制施行15周年を記念して、昭和56年に創作・制定された市民の誰もが気軽に歌い・踊れる市民共通のおどりとして定着しています。
 平駅前通りを中心とする会場で開催され、大会は今年で33回目を数え、参加チーム数は121チーム、参加者数は約6千6百人となりました。
 例年通り、当院は4部構成のうちの最終第4部に参加申込をし、昨年から設けられた参加必須要件である事前の「練習会」にも出席し、無事に開催当日を迎えました。
 あいにく空模様は「これから雨が降ります」という状況で、夕刻、会場へ向かう貸切バスが到着した頃には、傘が必要な位の雨となりました。大会の決まりで荒天の場合は翌9日に順延。そうなると勤務の都合上、参加者も大幅に減ることが予想されるため、何とか中止にならないことだけを祈り、会場へと向かいました。
tttr1409_2 しかし到着した会場はそんな心配も何処吹く風のごとく、例年どおりの盛り上がりよう。強い雨脚にも関わらず、異常な熱気で湯気(?)もたつほどでした。
 程なくして、いよいよ待ちに待った第4部の開始の時刻を迎えることとなりました。参加者全員、勢いよくおどり始めたものの、どこのチームも既におどりは乱れに乱れきっている始末。事前の「練習会」を設けても、既に定着した変なクセは抜け切れず、元通りの「自己完結舞踊」を終始一貫しておどっておりました。
 途中10分間の休憩を挟み、後半のおどりが始まってから間もなく、雨脚はさらに勢いを増し、終盤を迎える頃にはバケツをひっくり返したような大粒に雨にさらされるハメに。すべてが滞りなく終了し、すぐさま会場を後にしてバスに駆け込み一路病院へ。到着した時点では既に小降りとなり、片付け後解散となりました。
 とりあえず無事に終わったことが何よりも救いです。どうか来年は晴れますように。

庶務班長 本村拓哉

 

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永年勤続職員表彰伝達式

ttr1409_3 永年勤続職員に対する表彰伝達式が7月28日(月)に行われました。
 表彰伝達式では、院長から表彰者3名の方々に表彰状と記念品が贈られ、永年にわたる勤務への労いと今後の活躍への祝辞がありました。
 その後、永年勤続職員を代表し、企画班長 野地竹夫さんから御礼並びに今後の抱負を交えた謝辞が述べられました。
 今後も、いわき病院の発展にご助力下さるようお願いいたします。
 表彰者は次のとおりです。
【30年以上表彰者】
  総看護師長 佐藤 千鶴子
  企画班長 野地 竹夫
【20年以上表彰者】
  看護師 佐藤 好子

 

ttrp2p3_11 重症児病棟では、病院の外へ行き市内の観光名所で楽しく遊ぶバスハイクや院内レクといった院内を探索する行事を行っています。バスハイク(半日)や院内レクに参加されている患者さんで、経口摂取が可能な方に栄養管理室からお弁当を提供しています。お弁当には、遠足のように外でみんなで楽しく食べている雰囲気を味わってもらいたいという主旨があります。
 ほんの一例として、5月14日のバスハイクでは、カレーピラフ風、デミグラスハンバーグ、南瓜とトマトのゼリー、里芋の煮物、マンゴーゼリーを提供しました。お弁当に、型抜きをした色鮮やかなゼリーを入れることで彩りが豊かで見た目にも楽しく、また、使用する型抜きは飛行機や犬、ナス、花などの型を使用し、お弁当からも行事の雰囲気を味わってもらえるように工夫しています。また、嚥下機能が低下している患者さんに提供しているミキサー食等の形態調整食でもムース状の肉や魚を使用するなどして、安全にも考慮し、なおかつ見た目でも楽しんでいただける工夫をしています。
 お弁当のパッケージとして、ふたにお品書を貼っています。パッケージからも開けるのがワクワクするように楽しく、かわいらしくなるよう工夫しています。
 今後も栄養管理室では、QOL(Quality of life、生活の質)向上の一助となるような食事を提供していきたいと思っています。

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リハビリテーション科について③

rihaphoto はじめまして、理学療法部門です。前回の歯科衛生士から引き継ぎ、今回は理学療法士をご紹介します。
 皆様は、理学療法について、どのようなイメージをお持ちですか?
 理学療法は病気、けが、加齢などによって運動機能が低下した状態にある方に、運動機能の維持・改善を目的として治療を行います。体操・筋力トレーニングなどの運動療法や、電気刺激・温熱などの物理療法を用います。
 当院では、一般病棟の神経難病を中心とする患者様に対し、運動療法・在宅復帰支援・退院後の外来フォローを行っています。例えば、 すくみ足や運動失調など、病気の特性に合わせて筋力・バランストレーニング、動作や歩行の仕方、補助具の選別などを指導しています。その他、重症心身障害児(者)病棟では、現在の身体状況の維持・改善や、入院生活を快適に送ることができるように、車椅子の調整なども支援しています。
 何かご不明な点がありましたら、お気軽に問い合わせください。

理学療法士 熊坂 美穂

 

地域医療連携委員会からのお知らせ

 地域医療連携委員会では以下の日程で、平成26年度第3回の講演会を開催いたします。当院の小枝薬剤科長が講師となり、「くすりについて~作用とかたちと副作用~」のテーマで講演します。
 私たちが使用しているくすりについて、作用、かたちの変化そして副作用が現れた時に患者さんのための救済制度についてお話をいたします。医療従事者、介護職等多くの方々の参加をお待ちしています。
日時 10月21日(火) 18時30分から
会場 いわき市総合保健福祉センター 多目的ホール

 

実習指導者講習会に参加して

 今回、私は国立病院機構北海道東北グループ看護師等実習指導者講習会に参加しました。実習指導者講習会は、「看護教育における実習の意義及び政策医療と看護の実際を学び、実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導ができるように必要な知識・技術を習得すること」を目的に行われます。今年度、いわき病院では基礎看護学1の臨地実習を受け入れるということもあり、私は臨床実習指導者として力を発揮できるよう意欲的に研修に参加しました。講義では、看護学生がどのようなカリキュラムで実際にどのようなことを学んでいるのか、現在の学生の実態や臨地実習での指導者の役割、指導者や病棟スタッフに学生がどのような思いを抱いているのか学ぶことができました。また、指導者だけが学生を指導するのではなく病棟全体で学生を受け入れる雰囲気づくりや関わりが大切だということを再認識しました。2日間の施設研修では、学生が抱く不安や緊張といった学生の心理を体験し、他施設で実際に行われている指導を見学することができました。研修の後半で取り組んだ指導案作成では、一つ一つの文言や文章をグループメンバー全員で共通理解することから始まり、何度も何度も話し合いを重ねとても苦労しましたが、完成させることができました。この8週間の研修は、とても実りのある研修でした。
 この研修で学んだことを、今後の学生指導や新人看護師指導で活かしていきたいと思います。

第1病棟 看護師 佐藤 由果

 

秋まつりのご案内

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p1p4_03p1p4_07 ダウン症候群は800人に1人位の割合で生まれます。性差や人種差はありませんが、母の年齢が高くなるにつれ生まれる頻度は指数関数的に増加します。母が20歳から25歳では1600人に1人、40歳では100人に1人とも言われています。染色体が2本に分かれるべき細胞分裂の際に分かれないことが原因で、卵細胞の老化が一因と考えられています。しかし、精子細胞に由来するダウン症候群も10%から20%あります。ほとんどは親からの遺伝とは関係のない染色体分離異常です。
 以前は性染色体が余分にあると性徴発育遅延や不妊になると考えられていました。最近はそのような染色体異常があっても問題なく子供が生まれている方も多いことがわかって来ています。また、不妊治療などで染色体検査を受けると軽微な染色体異常が認められることは珍しいことではありません。更に、白血病などの悪性腫瘍では後天的な染色体異常が認められることが多く、こういった染色体突然変異や遺伝子突然変異は誰にでも起きうることです。
 ダウン症候群は妊娠が成立した時点では130人に1人位の割合とされますが、その80%以上が流産・死産で失われてしまいます。誕生に至ったダウン症候群の方は生命力の強い方、貴重な命と言えます。
 昨年から日本でも母体からの採血による新型出生前検査(精度の高い検査ですが確定検査ではなく、偽陽性もあります)が臨床研究として行われており、報道される機会も増えています。ダウン症候群の方自身が出生前検査の是非を街頭でインタビューするようなテレビ番組もありました。当事者には深刻な問題ですし、生命の選択を個人の判断に求める難しい問題です。マイクを向けられても私などには答えられませんし逃げてしまいそうです。この倫理的な問題を考える上で、障害を持った方を育て伸ばしていける社会であるのか、家族の負担も含め障害を持った方が安心して生活していける社会であるのかどうかも大きな問題です。そのような余裕のある優しい社会を目指すことには異論がないように思われます。難しいことではなくダウン症候群の方を理解する、手助けが必要な方に手を貸す、そういったことから始めればよいのだろうと思います。当院のような病院の役割の一つでもあろうかと思います。

 

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