「月刊ととろ」第163号 web版

日時: 平成29年9月5日(火) 18 : 30~19 : 30
場所: いわき市総合保健福祉センター 1階多目的ホール
講師: 独立行政法人 国立病院機構 いわき病院
リハビリテーション科 鈴木一恵 理学療法士
講演内容: 「ロボットスーツHAL® 実績報告」

 当院では、今年度4 月からロボットスーツHAL® を導入致しました。HAL® は、身体機能の改善、治療を行う新しい治療機器です。対象疾患は限られておりますが、今後患者さんにとって新たな希望やモチベーションアップにつながる夢のような治療方法です。
 第1回地域医療連携研修会では、新潟病院院長の中島 孝先生よりHAL® の紹介をしていただきました。当院でのHAL® 導入後、5 名の入院患者様の治療を実施、HAL® の治療効果を実感しております。
 そこで、実際の治療による変化を動画などを通してご報告できたらと考えております。ご興味のある方は是非ご来場くださいますようお待ちしております。

※HAL とは「Hybrid Assistive Limb」の略語です。現在の適応疾患は脊髄性筋萎縮症、球脊髄背筋萎縮症、シャルコー・マリー・トゥース病、筋萎縮性側索硬化症、遠位型ミオパチー、封入体筋炎、先天性ミオパチー、筋ジストロフィーの8 疾患です。

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  当院では、7月14日と8月3日に障がい者虐待防止に関する院内研修会を開催しました。また、両日勤務等の都合で参加されない方の為に、ビデオによる研修会を6回開催し全職員が受講できるようにしました。機構本部からの通達を受け、前もって院内報で虐待防止の徹底を伝達されており、関心も高まりつつあるところでしたので理解も深まったのではないでしょうか。患者さんやご家族に対する不適切な対応は虐待に直結するものです。また、やむなく身体拘束を行うこともありますが、加減や頻度、配慮の欠如などによっては虐待と見なされる可能性があります。これは、どれだけ患者さん側の視点に立ち、相手を思いやる心でその行為を考えることができるかが大変重要です。
 私達職員は、患者さんの生命を守ることを最大の使命としております。研修の最後に述べましたが、(不幸にして亡くなられる患者さんは別としまして) 一般的に患者さんは病気や怪我で入院し、治療して、治って家庭生活に戻り、職場や社会に復帰します。しかし、重い障がいをお持ちの方は障がいが治って退院することはありません。人生のほとんどを病院で過ごします。病院が生涯の生活の場になっています。そこでの私達の関わりによって、患者さんの人生が楽しいものであったり、つまらないものであったり、または辛いものになってしまいます。言い替えますと、患者さんの人生を私達は背負っていると言っても過言でないと思います。私達にはそれ程重い責任を持っていることを自覚していなければなりません。
 職員も人です。感情もあります。ストレスに挫けそうになることもあります。このような研修を続けることは、とても大切なことですが、加えて働く環境を整えることも必要です。職員一人ひとりが不適切な関わりをしない認識を持ち、適切な支援の見直しができること、ミスを認める謙虚さや柔軟性を持ち、そして仕事にプライドを持ち、仕事を楽しいと感じる環境です。
 現在、新病院の建設が進められておりますが、建物だけ立派ではなく、働く職員も立派と言われるよう更に努力して行かなければなりません。
療育指導室長 : 髙橋 忠明
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 あの人には華がある、オーラを感じる、人を引きつけるものを持っている。この華は努力して身に付けられるものではないらしいです。私にも生まれ付きの鼻はありますが、人を引きつける程のものではないですね。
 さて、花のある病院はどうでしょう。病院を訪れる方は、病気や怪我で辛い想いをしている方や不安を感じている方です。お見舞いに来られる方も気持ちはきっと重苦しいものがあるように感じます。
 6月29日(木)、院内の各職場に呼びかけ、玄関前のスロープに置くプランターの花の植え替えを行いました。多くの職員が作業に参加、協力して頂き、お陰により短時間で終えることができました。
 先に述べた患者さんの辛い想いや不安、お見舞いの方の重苦しさを取り除くのが医療の力であり、それを支えるのが職員の使命です。そして、第3の働きが環境によるものと思っています。明るく元気に咲き誇る花を見て心が癒され、病気や怪我に負けずにがんばろうとする意欲を持って頂けたら嬉しいです。
療育指導室長 : 髙橋 忠明


 
  

新任者自己紹介

 米沢病院より転勤となり、7 月からはまなす病棟にお世話になっております。県外で暮らすのは初めてなので緊張しています。これから冬が来ますが、雪が降らない冬を経験したことがないので楽しみにしています!これからも看護師として様々な経験を積み、勉強していきたいです。よろしくお願いします。
はまなす病棟 看護師 川合 葵

  

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NHO PRESS~国立病院機構通信~について

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 いわき病院は、国立病院機構(NHO:National Hospital Organization)という143 の病院からなる国内最大級の病院ネットワークの病院です。
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 なお、ホームページに最新号と過去のものを掲載していますので、そちらもぜひご覧になってください。「NHO PRESS」で検索してください。
 
  
 

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