「月刊ととろ」第162号 web版

 狭い生活空間で変化の少ない療養生活を送られており、患者さんにとってご家族との交流は、大きな喜びや楽しみをもたらす一つと言えます。しかしながら、親御さんの高齢化が進み、中には亡くなられている方も増えてきていることから、ご兄弟の協力を必要とするケースも少なくない状況になっています。でも、ご兄弟も家庭を持ち、子育てや仕事があり、それぞれ置かれている立場や環境の違いもあることから、平日に患者さんと交流を持つ機会を作れないでいるのも実状です。
 そこで、休日に療育活動を設定し、ご家族、特にご兄弟の参加を働き掛け、患者さんとの触れ合いを機会に交流が継続され、この後、親に代わって協力を得られるようにして行きたいと始めました。この行事は、今年度で4回目になります。親の会からは、休日に行事を行っている病院が少ない中、実施して頂きありがたい、ぜひ続けてくれるようお願いすると伝えられています。病院幹部も理解し協力を得ていますので、今後も患者さんとご家族との触れ合いの場を作る努力していきたいと思っています。
 さて、今年度6月17日(土)、はまなす病棟で休日の療育活動を行いました。今回は、ボランティアとして「はちみっつ」の皆さんを招き、音楽療法を展開していただきました。歌や語り掛け、スキンシップなどで触れ合いの時間を楽しみました。また、職員がリードしてタッピングタッチも行いました。はちみっつさんからは、理想とする展開ができてよかったと喜びの感想がきかれました。昼食後に昨年度の活動の様子をDVD 映像で見て頂きました。1年間多様な活動を行い、色々な表情を見せてくれた患者さんひとりひとりの様子から、患者さんの人生の1ページであり、かけかえのないものです。映し出された沢山のステキ笑顔を絶やすことのないよう、今後も支援に努力して参りたいと思います。
 7月29日(土)、はまぎく病棟で休日の療育活動を行います。多くのご家族の皆さんのご参加とご協力をお願いいたします。
療育指導室長: 髙橋 忠明

-1-

 5月24日(火)、私たち新人看護師にとって第1回目となるフレッシュ研修がありました。今回は、「新人の交流を深め、心身をリフレッシュする」ことを目的とした院外研修で、マリンタワーを訪れました。入職後、新人同士が全員で揃うのは久々だったため、初めのうちは緊張のためぎこちなさがありましたが、バスから降りた頃には、笑顔になり打ち解けていました。現地に到着すると、院内フォトコンテスト参加のためカメラ片手に一斉に撮影を始めました。同じ『マリンタワー』というお題でも研修生によって撮る角度が違ったり、大きさが違ったりとオリジナル写真が撮れたのではないかと思います。ランチを一緒にとったり、マリンタワーに上ったり、公園でシャボン玉やバトミントン等で体を動かすなどいつもと違う環境でリフレッシュが出来きました。また悩みや経験したことを仲間に打ち明けることで、共感したり励ましたり出来ました。
 この研修を通して、リフレッシュして身体や精神を休ませることの大切さを学び、同期(仲間) がいる心強さを感じることができました。これからも同期や職場の先輩方に支えてもらいながら頑張っていきます。
はまぎく病棟 看護師 : 関根 有希

 
 

『医療安全管理研修』AED研修を企画して

 5月30日から2 日間にわたり、全8回のAED 実技研修を実施しました。病院は、突然の心肺停止状態の場面に遭遇する可能性が高い環境にあるため、職員全員が急変時に対応できる知識と技術を習得することを研修目的としました。一次救命処置が速やかに実施できるかによって、生死を左右する重要な要因です。今回は、多くの職員が参加できることを目標に各部署へ出向いて実演研修をした結果、合計114名の参加となりました。
 研修では、傷病者を発見し反応を確認、周囲への協力要請、医師(救急車)AED の手配、胸骨圧迫と同時にAED を使用するという一連の流れを体験してもらいました。AED 研修を受講したことはあっても、「随分と前のことで、出来るか自信がない」とういう声が聞かれ、意欲的に参加している様子が伺えました。演習では、胸骨圧迫の位置や力加減に苦戦する姿が目立ち、思いのほか労力が必要で直ぐに交替を要請する場面も見られました。一人で蘇生を継続するのは困難であり、周囲の協力体制が必須であることを学ぶ機会となったようです。本番を想定した質問も多くきかれ、受講者の関心の高さを感じました。
 今回参加できなかった職員に対して、追加で研修を企画し全職員参加を目指しています。
 今後も職員に関心を持ってもらえるよう様々な研修を企画していきたいと思っています。
医療安全管理係長 : 江渡 しのぶ
-2-

夏バテとは…
 高温多湿な日本の夏の暑さによる、体調不良の総称です。屋内外の急激な温度差から体温を一定に保とうとして、自律神経が乱れてしまうことで、「身体がだるい」、「疲れが取れない」、「食欲がわかない」などの症状が引き起こされると言われています。
 夏バテを予防するポイントは「バランスの良い食生活」、「水分補給」、「睡眠」、「適度な運動」の4つです。今回は「バランスの良い食生活」について詳しくお話しします。

夏は食事バランスが偏りがち!
 暑くなると、するっと食べやすい冷たい麺類などを食べることが多くなりませんか?火を使いたくないし、あっさりしたものを食べたくなりますよね。しかし、このような食事だけでは、糖質が中心となり、たんぱく質やミネラル、ビタミンが不足してしまいます。基本の「主食」、「主菜」、「副菜」を揃えられるようにしましょう。

夏バテを助ける栄養素
 ①たんぱく質は、 身体の代謝を助ける酵素の原料となっている重要な栄養素です。 そのたんぱく質が少ないと酵素は作られず、体内でエネルギーを作ることが出来なくなります。すると、食欲低下が起こり…といったように夏バテの悪循環へ繋がってしまいます。

 ②ビタミン B1 は、 糖質をエネルギーに変える働きがあります。 不足すると疲労感を感じると言われています。ポイントは、たまねぎやにんにく、ネギなどの匂い成分であるアリシンを一緒に摂ることで吸収率を高めることが出来ます。

 ③ビタミンCは、 不足すると免疫力が低下し、 風邪などを引きやすくなります。 ポイントは、 水に溶けやすいため、茹でるより、炒める、蒸す調理方法で野菜を食べましょう。

毎年夏バテで悩んでいるあなた!食事で夏バテ予防をしてみませんか?

管理栄養士 : 松本 祐耶
-3-

NHO PRESS~国立病院機構通信~について

↑クリックで拡大

 いわき病院は、国立病院機構(NHO:National Hospital Organization)という143 の病院からなる国内最大級の病院ネットワークの病院です。
 国立病院機構(NHO)という病院ネットワークが、どのようなグループでどのような活動をしているのかを紹介する『NHO PRESS ~国立病院機構通信~』を発行しています。外来待合室などに設置していますので、ぜひご覧になってください。
 なお、ホームページに最新号と過去のものを掲載していますので、そちらもぜひご覧になってください。「NHO PRESS」で検索してください。
 
  
 

↑クリックで拡大

-4-