「月刊ととろ」第140号 web版

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ttr140_1_09 いわき市の夏の一大イベント「いわきおどり」が今年も8月8日に盛大に開催され、当院からも職員・家族総勢約50名が参加し、大いに盛り上がりました。
 「いわきおどり」は、市制施行15周年を記念して、昭和56年に創作・制定された市民の誰もが気軽に歌い・踊れる市民共通のおどりとして定着しています。
 平駅前通りを中心とする会場で開催され、大会は今年で34回目を数え、参加チーム数は125団体、参加者数は7千人となりました。
 例年通り、当院は4部構成のうちの最終第4部に参加申込をし、昨年から設けられた参加必須要件である事前の「練習会」にも出席し、無事に開催当日を迎えました。
 今年は開催日が土曜日であったため翌日への雨天順延がなく、雨が降らないかどきどきしていましたが、当日は曇り気味で連日の猛暑、酷暑ほどの暑さでもなく、幾分過ごしやすい天候でした。病院からのバス送迎組と現地集合組がそろいつつある中、程なくしていよいよ待ちに待った第4部の開始の時刻を迎えることとなりました。参加者全員、勢いよくおどり始めたものの、どこのチームも既におどりは乱れに乱れきっている始末。隊列も渋滞を起こしてくっついたり離れたりの繰り返しで、どのチームも自由気ままに「自己完結舞踊」を終始一貫しておどっておりました。
 途中10分間の休憩を挟み、後半のおどりが始まってからも乱れた隊列はなかなか解消しませんでしたが、すべてが滞りなく終了し、集合写真を撮ってバスに乗り込み一路病院へ。病院到着後片付けをして解散となりました。
 とりあえずけがもなく(ほどよい酔っ払いさんは若干名いましたが(笑))無事に終わったことが何よりも救いです。来年も晴れますように。
庶務班長 水越 正

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 今年度初めての試みとして、高校生の夏休み期間に車椅子清掃ボランティアを募集しました。7月30日(木)はまなす病棟の実施日には5名、8月4日(火)はまぎく病棟の実施日には4名が参加してくださいました。両日とも車椅子業者のご協力を頂き、始めに車椅子の特性や用途について説明を受け、次いで清掃方法を教えて頂きました。
 車椅子清掃は職員の手の行き届かない物が多く、汚れが目立つ物も少なくありません。今回、高校生は暑さ厳しい中、殆ど休憩も取らず、汗を流しながら一生懸命フレームやタイヤ、シートなどを拭き取って汚れを落としてくれました。午前中にどの車椅子もピカピカに磨かれ、午後にはスヌーズレンルームの設置と行事の使用物や装飾物の制作などを行っていただきました。
 この設定は、単に患者さんの車椅子を綺麗にして頂くだけでなく、患者さんの療養生活に触れ、交流や触れ合いを楽しむこと、この機会を通して社会貢献活動を考えるきっかけなること、この体験から障害や障害を持つ人達への理解を深めることを目的としています。(残念ながら今回は感染対策の観点から患者さんとの触れ合いはできませんでした。)
 病院は患者さんに医療やサービスを提供するのは当然の使命ですが、国の政策医療を担う機関として、地域の方々に医療や福祉に理解をもたらし、次代を担う若者を育てることも役割の一つと考えます。今回参加して頂いた高校生の純粋に人の役に立ちたいという尊い気持ちを持ち続け、大人に向かって頂くことを願っております。また、このような若い世代の人達が増えていくよう今後も努力して行きたいと思います。
 参加して頂いた高校生をはじめ、ご協力を頂きました社会福祉協議会ボランティアセンターと車椅子業者さんに感謝いたします。ありがとうございました。

療育指導室長 高橋 忠明

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新任者自己紹介

 8月採用になりました歯科衛生士の渡邊浩江です。 いわき市の出身です。
 いわき病院に勤務して初めて耳にする疾患名、 病状…。 知識も経験も無い自分には毎日が勉強です。 職員の皆様が丁寧に教えて下さり、 本当に感謝しております。
 海が好きで、 子供の頃は新舞子海岸でよく遊びました。
 時々、 窓から見える海を眺めて頑張っていこうと思います。 どうぞよろしくお願いします。

歯科衛生士 渡邊 浩江

 

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 看護師になって10年以上経ち、看護とはと考えた時、最初に思いつくのがナイチンゲールの三重の関心でした。三重の関心とは1第一の関心 (疾病に対する知的な関心)2第二の関心 (病人に対するこころのこもった関心)3第三の関心 (病人の世話と治療についての技術的・実践的な関心) のことです。
 ナイチンゲールは、「看護師は自分の仕事に三重の関心を持たなければならない。ひとつはその症例に対する理性的な関心、そして病人に対する(もっと強い)心のこもった関心、もうひとつは病人の世話と治療についての技術的 (実践的) な関心である」と述べていました。 私は、患者がその人らしく入院生活が送れるように科学的根拠に裏づけされた知識、技術を持った看護を提供していきたいと思い日々看護してきました。
 私が、当院に勤務して出会ったALS のAさんは入退院を繰り返し、自分で寝返りが出来ず、生活の全てに看護師の介助が必要でした。Aさんは、体位変換をすれば、「こんなポジションじゃだめだ!やり直して!」と繰り返し、首の位置が決まるまで、30分以上微調整を繰り返したり、ようやくポジショニングが決まったと思い部屋を出た瞬間にナースコールを連打されて、また一からやり直したりという事がたびたびありました。
 いつも笑顔がなく、どこか怒っているような表情でした。私もAさんの体位変換に入ると何回もやり直すことが多くいつも怒られていました。 でも、それは、私の看護師としての技術不足の為、Aさんのニードを満たしていない事や、疾病特有の情動静止困難もあると思い、率先してAさんのもとに行き笑顔で声がかけをしながらAさんの訴えを聞き、体位変換をするようにしました。

ttr140_2_10 そんなある日、体位変換の希望がありいつも通り何回も繰り返し体位変換をすると、いつも怒っている表情だったAさんから笑顔で「いつもありがとう」と言われたのです。Aさんから初めて笑顔でお礼の言葉を受け取ったので、あまりの嬉しさにその場で泣きそうになってしまいました。
 これは、Aさんに対して三重の関心をよせたこと、「疾病を理解し、思いやりを持って関わることで信頼関係が築け、Aさんのニードを満たすことのできる技術を持って看護をしたからなのかな」と思いました。
 看護師の仕事は、辛く大変な事が多いですが、患者さんの喜ぶ姿に出会えると大変さを超え素晴らしいなと実感します。これからも患者さんの喜ぶ姿に多く出会えるよう看護師の仕事を続けていきたいと思います。
はまぎく病棟 副看護師長 冨岡 敦宏

 

 
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 第8回いわき病院 「秋まつり」 を10月17日 (土) 10時から開催いたします。
 今年は例年同様のプログラムに、いわき市公認のご当地アイドル『アイくるガールズ』 のスーパーライブが加わります。 模擬店、バザーもありますので楽しみにしていて下さいね。
 日頃から地域の皆さんに応援していただいている感謝の気持ちを込めて、 参加者全員が楽しんでいただけるお祭りを計画しています。今年もたくさんの参加お待ちしています!!

秋まつり実行委員会秋まつり実行委員会

 

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 皆さんは脳は重量が大きいほど、あるいは体重比が大きいほど知能が高いと思っているかもしれませんが、左表上図に見るようにマッコウクジラは人間の7倍近くも大きな脳を有し、またネズミの体重に占める脳の割合は人間よりも大きいのですが、だからクジラやネズミの方がヒトよりも頭が良いと思う人は誰一人としていないでしょう。上図下部に示すように、脳の大きさとともに知能獲得上大切なのは脳の各部位の占める割合で、人間の脳全体の中で大脳連合野が占める割合は他の類人猿と比べものにならないほど大きく、まさに大脳連合野こそ人類の英知の源泉と言えます。また直立二足歩行を行うためには手足の非常に複雑な運動を遂行しなければならず、人間の小脳も他の類人猿とは比較にならないほど発達しております。

 

 
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