「月刊ととろ」第137号 web版

看護の日、開催!

14_07 5月16日、鹿島ショッピングセンターエブリアで看護の日イベントを開催しました。エブリアでの看護の日イベント は今年で4回目となり、地域にも浸透し、数多くの来場者がありました。
 イベント内容は、血圧測定・骨密度測定、体脂肪・筋肉測定、健康・栄養相談、お子様には、ボールプールや白衣姿で写真が撮れるコーナーを設置し、地域の方々との交流を行いました。さらに今回は、これから流行が考えられるインフルエンザウイルス、ノロウイルス等の感染予防を目的に、感染予防教室で手洗いの指導を行いました。皆様、関心が高く、小学生から高齢者までが手洗いトレーニングボックス(グリッターバグ)で自分の手洗いを確認していました。「きれいに手洗いしていると思っていたのにこんなに洗い残しがあるのね」などの意見がありました。
 来場者からも「去年から楽しみに待っていました」「毎年来ていて、子供も楽しみにしていました」などの意見が聞かれ、私たちの励みになりました。
 その結果、100名弱の方が来場され、盛況のうちに幕を閉じることができました。皆様、ありがとうございました。
 来年度に向け、新しい企画を準備しています。開催場所・テーマ等意見がありましたら病院まで一報宜しくお願いします。

看護の日実行委員会 副看護師長 冨岡 敦宏

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院外フレッシュ研修を終えて

 5月13日にフレッシュ研修に参加させていただきました。
 研修は、新採用者同士のコミュニケーションを図り交流を深めるものです。看護部,検査科,医療安全管理室,薬剤科からの新卒採用者が参加しました。
 研修では小名浜美食ホテルで昼食を取り、アクアマリンふくしまを見学しました。
 はじめは互いに遠慮しあい会話がぎこちない面もありましたが、時間が経つにつれて打ち解けあい、あちらこちらで笑顔が見られるようになりました。
 6時間という限られた時間の中ですが、新人研修の際に知ることのできなかった一人一人の新しい一面を知ることができました。
 今後は、自分たちで集まる機会を積極的に計画し、さらに交流を深めていき、同期のつながりを大切にしていきたいです。研修や業務を行う中で、辛いこともあると思いますが、同期と支えあい、共に高めあっていければと思っています。

薬剤科 伊藤 朱里

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2週間のあきた病院研修を終えて

 私は今年、臨床工学技士として採用されました。しかし、これまでいわき病院には臨床工学技士がいなかったため、立ち上げを行うために同じ慢性期の患者を扱っているあきた病院で2週間の研修を行ってきました。
 2週間という短い期間は使用台数の多い人工呼吸器を重点的に教えていただきました。人工呼吸器では使用中点検、操作方法などを学びました。使用中点検では、どのような所を見て、どのような点に注意するべきか教えていただき、操作方法では、人工呼吸器の色々な機能について理解することができました。そのため呼吸器の保守点検は難なく行えるようになりました。
 また、人工呼吸器以外には、AEDや除細動器の管理方法、輸液ポンプとシリンジポンプの使用後点検、定期点検などを学んできました。 そして、あきた病院では色々と良くしていただき、臨床工学技士として必要な知識だけでなく医療人としての心構えなども学ぶことができました。
 これらの教えを元に患者さんにより良い環境を提供することができるように、これから頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

臨床工学技士 渡邉 孝夫
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23_03 Aさんは72歳の女性で病名は「潰瘍性大腸炎」である。一時的に人工肛門造設することを目的に入院した。手術は無事終了した。しかし、術直後から呼吸状態が悪く、人工呼吸器をつけたままICUから一般病棟に戻ってきた。その後人工呼吸器から離脱され気管内チューブを抜去する予定だった前夜、突然吐血した。吐血の原因はストレス性胃潰瘍によるものだった。ICUから戻ってきたAさんは観察・管理が十分にできる観察室に収容されていた。ナースステーションの前にある部屋で医療器機の警戒音もすぐ聴取でき、異常時にはすぐに駆けつけることが出来る部屋であった。医療処置が多い為、医師、看護師が訪室する回数も多く、常に人の出入りがあった。しかし、その部屋は観察室になる前は機材室として使用していたところで窓はなく、ベッドから見渡す景色は白い壁、耳にする音は医療機器の作動する音だけであった。その環境がAさんにとって大きなストレスだったことに気がついた時はすでに遅かった。当時、私は「看護覚え書き」の講読会に参加し、「看護覚え書き」に記されている内容をスタッフに伝え、「換気と保温」「からだの清潔」「変化」「病人の観察」等など、術後の回復過程を促進するために生活過程を整える援助に力を注いでいる矢先だった。それなのに、生体監視モニターに囲まれたAさんには私たちの都合が優先され、看護の視点が不足していたこと、看護の不備が新たな病気を作り出してしまったことに心が締め付けられる思いがした。そのことに気づいた私たちは主治医と相談しナースステーションからは離れてはいるが大きな窓があり、暖かい日が差し、外の景色が見える個室に移動することにした。部屋を移動したとき窓に射すまぶしいくらいの夕日がAさんを迎え入れた。「Aさん。窓を明けますね。いっぱい新鮮な空気を吸ってくださいね。」と声をかけた私の顔を見つめ大きくうなずき大粒の涙を流した。私の手を握り何度も口を動かし「ありがとう」を繰り返した。それからのAさんの回復には目を見張るものがあった。
 高度医療の陰に隠れ、見落としがちな当たり前の生活の実現、当たり前の環境の提供こそが回復過程には欠かせないことを実感した出来事だった。また、その時、脳裏に浮かんだ「看護婦や家族達が患者に代わってこうしたことに注意をはらうのではないとしたら、いったい彼らはなんの目的でそこに(存在)しているのであろうか?」と「病人というものは外から変化が与えられないかぎり、自分で自分の気持ちを変えることが出来ない。まったくのところ、これこそ病気についてまつわるひとつの大きな苦悩なのである」という看護覚え書きの一節は事ある毎に思い出され、今でも私の中の看護のものさしになっている。

副看護部長 鈴木 弘美

 

地域医療連携委員会からのお知らせ

 地域医療連携委員会では、以下の日程で平成27年度第2回の講演会を開催いたします。当院の言語聴覚士が「摂食嚥下障害患者への支援方法」について講演します。
 食事は単なる栄養摂取だけでなく、四季や文化などを楽しむことでもあり生活の中で重要な位置を占めます。しかし、高齢化が進む中、日本の死因別統計で肺炎が第3位となりました。高齢者の肺炎の原因として「誤嚥性肺炎」が挙げられ、それを予防するために摂食嚥下障害への取り組みが行われています。食べることの仕組みを知ることで、より良い支援ができるのではないかと考えます。地域包括ケアシステムの構築が始まった今、住み慣れた地域に戻っても安全に楽しい食事が続けられるように医療と介護の連携を深めていきましょう。 医療従事者、介護職等多くの方々の参加をお待ちしております。

日時 7月14日(火)18時30分から
会場 いわき市総合保健福祉センター 多目的ホール

 

新任者自己紹介

はまなす病棟 療養介助員 小沼 輝美
 5月1日よりはまなす病棟に勤務する事になりました小沼輝美です。 病院勤務は初めてなので戸惑う事も有りましたが、先輩職員の方が優しく丁寧に教えて下さりとても助かっております。覚える事がたくさん有る毎日ですが、笑顔を絶やさずに一つ一つ学んで、一日でも早く仕事に慣れ患者さんのお役に立てる様に頑張りますのでよろしくお願いします。

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14_03 生存にとって直立二足歩行の長所は殆どありません。だから他の動物で直立二足歩行をする動物はいないのです。強いて上げれば両手を自由にして食料を運搬しやすいことでしょうか。これまで長所として強調されてきた遠くまで見渡せると言う事は、他の動物にとっても獲物としてのヒトを発見しやすくなり、かえって危険です。事実、当時の肉食獣に捕食されたヒトの骨が人類発生の地であるアフリカ大陸で多数出土しております。生活の場としては樹上の方がはるかに安全です。短所は第1に、例えば重い頭部が最も高い位置にあるし、重心が高い位置(第2仙椎前方)にあるのでバランスが悪く転倒しやすい。第2に喉、心蔵などの内蔵、睾丸などの急所が常に前面に晒されていて無防備である。第3に重力の影響のため下垂する内蔵保持のため骨盤底骨が発達し、それが為、出産困難となった。第4に四足歩行に比べ高度な身体能力が求められるため習得に長期間の身体成熟と訓練を必要とし、歩行できるまでに生後1年もかかる。第5に他の動物よりも走行スピード、体力は圧倒的に劣っていて逃走能力が低いなどなど枚挙に暇がないくらい多く挙げられます。従いまして生存にとり殆どメリットが無いにも拘らず、理由はわかりませんが、私達ヒトは直立二足歩行を選択いたしました。私見でありますが、私達ヒトは類人猿の中でも視力、聴力、筋力、持久力などが劣っていたため他の類人猿達との樹上生活の生存競争に敗れて森林から追い出され、やむなくサバンナの草原に降り立ったのではないでしょうか。結果的には「負けるが勝ち」だったのでしょう。

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