「月刊ととろ」第136号 web版

祝101歳 おめでとうございます

 3月吉日、志賀留蔵様の101歳の誕生日という良き日を、家族の方々と私たち病院スタッフが一緒に誕生日膳でお祝いをさせて頂きました。思い起こせば志賀さんとの出会いは30数年前です。私が新人看護師時代からハサミと櫛、バリカンを持ち病院内で留床さんの愛称で患者さんの散髪をしていたことを思い出します。長い間、家族総出で患者さんに声をかけながら散髪をしていただき有難うございました。患者さんは散髪の爽快感を感じながら皆さんとのお喋りやスキンシップを心待ちにしていることを常々感じていました。朝早くから、病院内を行き来したくさんの患者さんや私たちスタッフにも笑顔を与えて頂き本当に感謝しております。これからも変わらない優しさと笑顔を持ち続けていただきたいと思います。 100才を過ぎてもまだまだお元気な志賀留蔵様、これからもたくさんお菓子をつまんで元気でお過ごしください。

第1病棟看護師 村上 ゆかり

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ttr23_03  Nさんは、いつも前向きな素敵な女性でした。会社を切り盛りしている社長の顔、お子さんに見せる母の顔。彼女はがんと共に生きていました。抗がん剤治療のための何回目かの入院の時、出始めたばかりの貼付型麻薬鎮痛剤を持参してきました。私の勤務する病院には、その頃まだその薬は導入されておらず、東京の病院から処方を受けての入院でした。「良い薬ができて良かったですね。」と声をかけると、「本当は、治療も止めてもうゆっくり休みたいのよ。でも、夫が先に死んじゃったりするから、私はもう少し生きていなきゃいけないの。やらなきゃだめなことがまだあるんですもの。」私がターミナルケアということを、病棟師長という立場で真剣に考えさせられた時でした。「もうそろそろ、頑張って生きるのは許してほしいわ。」と姉妹の住む東京のホスピスに移ることを決断されたのは、そのしばらく後でした。「今までありがとう師長さん。ここはみんな良い看護師さんよねぇ。」私にとっては最大の賛辞でした。退院の日、看護師が口々に「お元気で。」「またね。」それは、またねといいながら、二度と会えないことを皆がわかった上での見送りでした。
 転院から1か月くらい経った頃、東京に行く機会がありました。もう一度 N さんに会いたい。素直な自分の(看護師としてというよりも一人の人間としての)気持ちでした。おそらく、もう経口摂取もままならないであろうと思いながら、ホスピスのパンフレットを頼りに彼女を訪ねました。「来てくれたのねぇ。」「N さんに会いたくて、来ちゃいました。」動くことも大変そうでしたが、「痛くはないのよ。でもね、時間 ごとに飲むお薬がタ~イヘン。」と、ちゃめっけのある笑顔を見せてくれました。「こっちは姉妹がいるから、甘えられていいわぁ。私、ずっと頑張ったわよね。」話しながらすーっと眠り、また目を覚まして話をする ような状態でした。ホスピスからの帰り道、「もう本当に二度とお会いすることはないのだな。これまでたくさんの事を教えていただいてありがとうございました。」という想いでした。

ttr23_07  それから一週間位後、N さんの息子さんから病棟に電話があり N さんが安らかな最期を迎えられたことを告げられました。
 私たちは、職業として看護師をしています。辛いこと、大変なことをたくさん体験します。それでも私がこの仕事を辞めなかったのは、かけがえのない出会いを重ねることが好きだからだと思っています。看護という仕事はたくさんの学びを受け取ることができます。『妻として母として娘としての気持は、私の看護を強くする。』何年も前の看護の日のキャッチフレーズが、私は大好きです。

看護部長 佐藤 千鶴子

次回は、副看護部長 鈴木弘美さんにバトンターッチ!

 

新任者紹介

小児科医長 後藤 章  
 東北地方と東海地方を転々として、都道府県としては六県目、国立病院機構としては七病院目となります。卒業後、大学の小児科へ入局し、一般小児科学、小児神経学、臨床てんかん学、重症心身障害児・者医療に従事していました。7年くらい前、縁があって精神科の門をたたきました。それ以来、小児科というより、臨床的には児童思春期精神医学と関わっています。いわきでも何らかの形で子供のメンタルヘルスと関わっていければと思っています。
 以前、青森の国立療養所岩木病院(その後、国立病院機構青森病院に名称が変わりました)に2か月程、お世話になったことがあります。まわりはリンゴ畑があり、岩木山と八甲田山を見ることができる病院で、重症心身障害児・者医療の始まりでした。同じ「いわきびょういん」でも、いわき病院は海と灯台が見える風景なので受ける印象はちがいますが、今後、病院のため貢献できることを見つけつつ、ゆっくり浸透していければと思います。

薬剤科長 小野幸一
 拝啓、新緑の候、皆様にはますまxご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 このたび、宮城病院から当院薬剤科長に着任致しました、小野と申します。これまでは、感染制御の認定薬剤師や認定実務実習指導薬剤師などを取得し、ICT活動や 6 年制薬学教育制度下の薬学生に対して、医療の現場における実務実習の際に指導を行ってきました。
 特に感染制御のICT活動では、医師、看護師、検査技師、その他スタッフの皆様と一緒に活動することで病院全体の機能や役割が理解出来、とてもいい経験になりました。
 私は東北出身ですが、いわき市には今まであまり来たことがありませんでした。しかし、これを機会に温暖な気候と豊かな自然を体感して行きたいと思います。
 薬剤科長としては、初めて勤務することになりましたが、努力精進する所存でございますので、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

庶務班長 水越 正
 はじめまして、41日より庶務班長として北海道より赴任してまいりました、水越正と申します。フェリーで海を越え、いわき市に着いたときは結構寒いなと思っていましたが、あっという間に桜が咲き、かと思えば雪も降りだして毎日が驚きの連続です。
 庶務は久しぶりで慣れるまで時間がかかりそうですが皆様にご迷惑をかけないよう一生懸命頑張りたいと思いますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。
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外来・中材 看護師長 江渡 しのぶ
 仙台医療センター消化器科病棟に勤務しておりました。出身は秋田県大館市です。前職での通勤は徒歩 5 分であったため、今回いわきナンバーをゲットしシーサイドドライブを楽しみながら通勤しております。リフレッシュのために温泉旅行を趣味にしております。お勧めの温泉があったらお知らせ下さい。早く職場に慣れ、いわき市の楽しいところを見つけようと思っております。宜しくお願い致します。

はまなす病棟 看護師長 遠藤京子
 米沢病院より参りました。米沢では、米沢牛をはじめ、米沢ラーメン、さくらんぼ、ラフランスと美味しいものをたくさん頂いてきました。いわきでも、地元の美味しい物を食べるのが楽しみです。おススメ情報がありましたら、是非教えて頂きたいと思っています。
 はまなす病棟では、患者様の立場に立ち、あたたかい看護が提供できるよう努めていきたいと思います。ご指導宜しくお願いいたします。

臨床検査技師 木下愛
 この度、新卒採用で臨床検査技師として検査科に勤務することになりました、木下愛です。出身は北海道なので暖かい土地に来ることができて非常に嬉しく思っています。
 社会人としても、検査技師としてもまだまだ未 熟で頼りないですが、早く一人前のお仕事ができるように日々精進いたしますので、どうぞよろしくお願いします。

薬剤師 伊藤朱里
 4月から新卒 ・新規採用で薬剤師として勤務させて頂いている伊藤と申します。
 3 月に6 年制大学を卒業し、医療現場での仕事はいわき病院が初めてとなります。初めてだらけの仕事に不安がありましたが、先輩方の心温かく丁寧な指導により安心して仕事に励んでいます。
 仕事や皆様のお名前など覚えるまで、色々ご迷惑をおかけすることがあると思いますが、これからよろしくお願いします。

1 病棟 看護師 馬上晃一
 はじめまして。1病棟に配属になった馬上と申します。
 趣味はドライブで、1 月に生まれた長男と出かけるのが楽しみです。いわき病院は看護学生の頃に実習やボランティアでお世話になりました。早く仕事を覚えてスタッフの皆さんと、患者さんやご家族へ温かい看護をしていきたいと考えています。一生懸命頑張りますので、よろしくお願い致します。

臨床工学技士 渡邉孝夫
 今年から新採用となりました臨床工学技士の渡邉孝夫です。いわき病院では初の臨床工学技士のため、一から立ち上げをさせていただきます。なので、色々と至らない点があるかと思いますが、自分のできる限りを尽くして業務を行いたいと思っています。また、分からないことは一つずつ確実に覚えていき、できることを増やしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

3病棟 看護師 川田智貴
 この春、無事資格を取得し、看護師として第3病棟に配属になりました川田智貴です。社会人としても看護師としても、まだまだ未熟な部分が多いですが、日々学ばせて頂きながら一日でも早く、患者さん一人一人に合った寄り添う看護ができるように努力していきたいと思います。背は小さいですが、テキパキ俊敏に動いていきたいです。
 何かありましたら是非一声おかけ下さい!これからよろしくお願いします。

はまなす病棟 看護師 斎藤由造
 この 4 月からはまなす病棟で働くことになりました斎藤です。重症心身障害児( ) との関わりではコミュニケーションが思うように取れず戸惑う場面もありますが、学ぶことも多く、日々勉強の連続です。先日の誕生日会では患者様とご家族の心温まる風景を見ることが出来ました。これからも日々勉強の姿勢を忘れず、患者様本人・家族に望まれる看護をしていきたいと思います。

3病棟 看護師 渡部友紀子
 4月から第3病棟に配属になりました。海の見える病棟で、ふとした時に眺め癒やされています。いわき病院に就職して初めて経験することも多く、戸惑うこともたくさんあります。スタッフの皆さんのお力をお借りしながら、看護師として成長していけるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します。

外来・中材 看護師 阿部純子
 私は 、この4月から看護師(パート)として外来・中材に勤務しております。どうぞよろしくお願いします。私はこの5年毎週日曜日の朝に野菜の時間や趣味の園芸の番組を見ていますが、まだ実践したことが無いです。いつかは実践したいなぁと考えています。いわき市内郷在住ですが震災後はじめてこの地を訪れて景色がすっかり変わっていたことに驚きました。現在、工事が着々と進んでいてどのようになるのか見守っていきたいと思います。

はまぎく病棟 看護師 松本初江
 はじめまして (^_^) 4月よりはまぎく病棟に配属になりました松本です。以前は、一般病院で働いていました。重心病棟の看護は初めてです。慣れるまで少し不安ですが、病棟スタッフに支えられながら、早く皆さんの輪に入れるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

療育指導室 保育士 新妻純子
 4月から、はまぎく病棟で勤務しております、新妻純子です。今までは、幼稚園や保育園で勤務したり、総合病院のリハビリテーション科の病棟事務や介護福祉用具貸与事業所の事務等をして参りました。その知識や経験が全てこのいわき病院でのお仕事に役立っていると思います。私の好きな保育と医療現場でのお仕事が出来るとあって、一石二鳥の喜びを感じております。これまでの経験を活かして、個々の患者さんに寄り添いながら、院内での生活が楽しいと感じて頂ける様な療育活動を心掛けていきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

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ttr05_03 ttr05_05 これまで人類は樹上で大脳を発達させ、種々の複雑な行動、判断が可能となったので地上に降り立ったと考えられてきました。しかしルーシーの脳容積はチンパンジーと同程度でしかない。脳が未発達な 段階で何故樹上生活を捨て草原に降り立ち、メリットの非常に少ない直立二足歩行を選択したのか?曰く不可解!理由はよくわかりませんが、とにかく私たちの先祖は地上に降り立ち直立二足歩行を開始し た。その結果として歩行の用具としての機能から自由になった両上肢を用い手の器用さを発展させ石器、土器などの道具を作成し、更には武器まで発明し他の動物を狩り栄養豊富な獣肉を獲得し、身体を大きくさせ、自然界に完全隷属状態から少しずつ自然の摂理を改変するようになった。手の器用さの発展、自然界の自力での改変は脳の発達、巨大化を生み出しチンパンジーレベルの知能を大きく発達させた。さらに直立二足歩行は咽喉頭の構造を変え、コミュニケーションの手段としての言語を発達、複雑化させ、自分の世代に獲得した知恵を後の世代に伝達する事が可能となり、文明化の礎を築く事となった。

 

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